島田帯祭保存会は、元禄8年より300年以上の歴史を持つ大井神社大祭として永久に後世に伝承して行く為に昭和33年１月に保存会を結成しました。大祭だけの披露ではなく、これまで多くのイベント・授賞式などに招待され日本を代表する祭に成長してきました。しかし「過疎化」と言われる時代がきて子供の減少や若者の都会流出が年々増加し、祭運営自体ができなくなる程の危機を迎えております。１人でも多く参加させる為に青年・中老・そして行政や地域住民や学校などと団結して市民が参加しやすい祭を目指しております。大祭は22の町内が9つのグループ「街」として組織し、それぞれ役割が違います。第1～5街までが江戸歌舞伎長歌を行う屋台、第6街は延宝年間の疫病退散を願う舞を行う県文化財の鹿島踊り、そして我々は第7街として10万石格式の県文化財・大名行列を行います。これらをまとめた団体として組織するのが島田大祭保存振興会となります。我々の祭は組織そのものがたくさんあり複雑ですが、他に類のない祭でしきたり＝ルールを重視するので日本三奇祭とされています。